いかにやる気を引き出すか

福岡市早良区、東区 中村孝治ピアノ教室 ブログ更新です。

年末のレッスンラッシュも落ち着き始め、明日でようやく本年のレッスンは終了です。今年もレッスンの中で色んなことがありました。子供の成長に喜びを感じることや、なかなか成果が出なかったり、様々な理由で自分自身を試される場面も多々ありました。

私がコミュニケーションで常に心がけていることがあります。それは絶対に否定をしないということです。そして本人の自己概念を下げることなく、現状に対する自己評価を促すということです。

普通宿題の曲などについて合格を出すのは先生ですが、うちの教室では生徒自身に合否を判断させることがあります。

「今の自分の演奏は何点くらいだったと思う?」

もし80点と答えたら、それじゃあ更に20点を改善するためには何が必要かを自分で考えさせ、自ら導き出した改善案と改善点を基にリトライをさせます。

人は周囲の評価を気にするものの、実は他人から与えられた評価で根底から行動を変化させることはあまりありません。人が行動を変化させるために必要なのは自らで導き出した自己評価なんです。

自己評価に導くことで、先生に言われたからリトライするのではなく、自発的に自らが改善するために取り組む姿勢が生まれます。これがその子の強い学習に対する推進力となります。

そしてリトライする中で、もしなかなか上手くいかなくても「絶対できるよ!」と励まし、どんな些細なことでも改善できたことは見つけて承認してあげる。

本人が前に進む推進力を持てばあとは適度にアシストしてあげるだけ。そこでいかに巧みにアシストをできるか、それもまた指導者としての経験や能力が試されます。

「人は変えられないが、人は変われる」

教育現場に限らず、あらゆる人間関係において私たちはついつい相手を自分の望むように変えようとしてしまいがちですが、人を直接的に変えることは決してできません。

しかし人は自らが望めば変わることができます。そしてそこに導くまでの最たる手段が自己評価を促すということです。

人を変えようとしてはいけません。例え親から子、先生から生徒、上司から部下という関係でもです。そこから人間関係は崩れていきます。

今日はここまでです。いつもありがとうございます。


About the author: koji nakamura