母校を訪ねて

福岡市早良区室見 中村孝治ピアノ教室のブログ第10回目です。

突然ですが、実は10月初旬に私の母校であるボストン音楽院を訪れてきました。

懐かしい街の空気と変わらないようで変わった街の風景にノスタルジックな気分になりながら、またいつの日か1週間でも2週間でも1か月でも修行のためにこの街に戻ってきたいと思いました。ボストンという街はそれくらい魅力的な街なのです。

ボストン音楽院の恩師Mr. Max Levinsonとも4年ぶりの再会を果たすことができましたが、相変わらずの超早口の英語でもちゃんと聞き取れる自分の耳にホッと一安心(笑)まだ40歳くらいですが、すでにボストン音楽院ピアノ科のトップに就任しニューイングランド音楽院などでも教鞭をふるう人気ピアニストです(それでいてハーバード大学文学部出身という…)

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ボストンで学んだ4年という時間は、ピアノを学ぶ以上にそれ以外の多種多様な価値観に出会う重要な時間でした。その中でもやはり一番衝撃的だったのはこの3つです。

①学生たち、先生たちの音楽に対するスタンスの自由さと寛容さ

②アレキサンダーテクニーク

③音楽以外の分野についても幅広く取り組む視野の広さ

 

特に①と③については実際にその環境で生活をし、様々な交流を経なければ得ることができない発見だと思います。私はピアノを始めて4年で奇跡的にボストン音楽院に入学しました。入学後は周囲とのあまりの演奏レベルの差に酷く落ち込み自暴自棄になった期間もあります。そんな中、国際コンクールで優勝を飾るようなエリートたちが、まだまだ演奏技術のおぼつかなかった私の演奏を決して嘲笑うことなく心から褒め称えてくれました。

「マエストロ、コージ!」

ある日、そんな言葉で演奏後に声をかけてくれたことを今でもはっきりと覚えています。

ピアノを遅くはじめ技術の後れにばかり躍起になっていた私に対して、演奏技術のことなど気にも留めず、音楽性をしっかりと評価してくれたのです。それが音楽を楽しむということの本質であり、あるべき姿であると教えてくれたのはボストンで出会った友人たちです。

また②のアレキサンダーテクニークについてもまだまだ日本では東京にでも住んでいないとなかなか学べる環境が整っていません。ちなみにアレキサンダーテクニークについては以前のブログからこちらをご覧ください。

http://nakamurakoji-piano.com/?p=132

これらの内容を伝えていくことを当教室では常に心がけ、他にはない発見や価値を提供していけるように試行錯誤し実行しています。特に大人の方でも、遅すぎると諦めたりせずにピアノを始めてみてはいかがでしょうか?全力で一緒に悩み、サポート致します。

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About the author: koji nakamura

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