ピアノで学ぶ感謝の気持ち

福岡市早良区、東区 中村孝治ピアノ教室 ブログ更新です。

数年間まったく練習してくることもなく、レッスンの時間をいつも無為に過ごしていたとある生徒が今年に入りついに練習をするようになりました。そして昨日初めて1つの曲を最後まで完成させるに至りました。

私はそれが素直に嬉しかった。これまで彼がどれだけ練習してこなくても、一切の批判や否定をすることなく、どうすれば練習できるか、環境の改善や仕組みの改善を話し合い続けてきました。そんな彼が今では毎日欠かさず練習するようになったんです。

彼の達成に当然彼自身が喜んだし、私も嬉しかった。そして親御さんからも喜びのメールをいただいた。彼が努力をして1つの曲を仕上げきったというこの達成は彼自身だけではなく、私や彼のご両親に対しても喜びと達成感を与えるものでした。

私は彼に伝えました。
「きみが努力し、楽しんでピアノを頑張っていることは、実はそれだけで周りの人を喜ばせることに繋がってるんだよ」

彼はハッとした顔つきで私の顔を見つめていました。
自分の在り方というものは自分個人だけのことのように見えて、実はそうではありません。私たちは生きているだけで少なからず誰かに影響を与えているんです。

あなたがどれほど幸せなのかは問題ではない。あなたがどれだけの犠牲のうえに幸せであるかを考えることが大切」

自堕落で不摂生な在り方は周囲の人たちを不安にさせるし、その逆なら活力を与えるでしょう。視野を広げ自分の存在は自分だけで成り立っているものではないと自覚しましょう。そう思えば自然と他者への感謝が生まれるものです。子供たちには常に感謝の気持ちを忘れない人間になってもらいたいものです。感謝はどんな経験さえもプラスに変える特効薬です。

今日はここまでです。いつもありがとうございます。


About the author: koji nakamura