英語でピアノレッスン、そのわけは?(2)

福岡市早良区室見 中村孝治ピアノ教室 第20回目のブログです。

今回は前回に引き続き「英語でピアノレッスンをする理由」についてお話します。

 

前回のブログで「西洋音楽と英語」についてお話させていただきました。今回はもう1つの理由

外国語が人生を変える可能性

についてお話します。

「人生を変える可能性」なんてずいぶん大きく出ましたが、本気で思っています(笑)

 

音楽を勉強していると様々な曲に出会います。ピアノだけじゃなく、バイオリンや歌などジャンルも色々です。特に聴くだけでなく演奏をするとなると、当然曲の背景や分析について調べたりするわけですが、中にはいくら検索しても資料1つ出てこないマイナーな曲がたくさんあります。

でもそれはあくまで、日本語で検索した場合の話。

では英語で検索をしてみると、日本語では1つとして出てこなかった資料や論文が簡単に出てくるではないですか!これは確実に音楽以外の分野でも当てはまると思います。

 世界の中のニホンゴ

考えてみてください。世の中に存在する文献や論文のうち、日本語で書かれているものが占める割合なんてたかが知れています。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語…

挙げればきりがありませんが、ほとんどは外国語で執筆されています。私が何を言いたいかというと

 

使える言語の数が教育の差となる

 

ということです。

またずいぶんと大きく出ましたが、これも本気で思っています(笑)

 

日本語では学べないことも外国語なら勉強できることがたくさんあるはずです。

例えば最近では海外の有名大学の多くがネット上で一部の授業を公開しています。しかしご丁寧に日本語の字幕なんてつけてはくれません。アメリカやイギリスなら英語、フランスならフランス語、イタリアならイタリア語。言葉がわからなければ見ても何もわかりませんね。

それに日本語以外に1か国語使えるだけで、大学進学や仕事での選択肢も倍以上になります。実際私自身アメリカに6年留学してたわけで、そのおかげで通訳の仕事もできてはいます。でもネイティブほどの英語力があるかというと、答えはNoです。

ピアノの実技を除けば、アメリカの授業で一番苦労したのは授業の内容というよりもやっぱり英語でしたからね。どうしてもアメリカ人のみんなが3分で読める文章も5分10分とかかってしまいました。幸い数学なんかの一般教養のクラスは中学生レベルだったので、むしろクラスメイトに教えてあげることができましたが…。アメリカ人の数学の出来なさと、全くそれを意に介さない心の太さには脱帽でした(笑)

私は中高も勉強はしっかりした方だと思いますが、ネイティブスピーカーになるには幼いころからその言語を使うしかないのだと実感します。だから私は子供たちの可能性を広げる上で言語教育は何よりも重要だと思うのです。

 改めて音楽の話

音楽に戻りますが、例えばべートーヴェンやブラームスに関する論文や資料はドイツ語、私の大好きなドビュッシーやラヴェルに関してはフランス語、などなどその出身国の資料が一番多く書かれていると思います。もしかすると日本人作曲家の武満徹なんかもすでに英語の資料の方が多いかもしれません。

 

それに高いレベルを目指せば海外の先生のレッスンを受ける機会も多々あります。実際に年数回、私もその通訳の仕事をさせていただいておりますが、中高生でも先生に挨拶も自己紹介もできない生徒さんがほとんどです。

これから指導をしていただく先生に挨拶もしないってなかなか失礼ですよね。レッスン前のコミュニケーションは当然先生のモチベーションにも影響するでしょう。それに通訳を介するということは、先生の言葉が持つ熱や細やかなニュアンスを直接受け取れないということです。1時間で3万も4万も払ったレッスンでそれは単純にもったいない、もったいなさ過ぎるわけです。

 

このように音楽を学ぶ上で本当に勉強をしたいと思ったら色んな言語を必要とするんですね。そう考えれば音楽家で何か国語も使える人が多いのは割と自然なのかもしれません。実は私も勉強のためにフランス語に挑戦しようかと思案中です…。

 

以上、このような考えがあって英語でのピアノレッスンをすることに決めたわけです。

まだまだ英語での指導についてはベストな方法を模索中ではありますが、しっかりと子供たちに成果があがるように最善を尽くしていきたいと思います。

 

少し硬い内容になりましたが、今日はここまでです。


About the author: koji nakamura

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