みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
今日は子供たちと接する中で頻繁に感じる大人と子供のすれ違いについてお話しします。
大人の常識と子供の認識
「ちゃんとしなさい」、大人が子供に向かって使う常套句ですね。
言っていることはまさにその通りで、「今その場にふさわしい行動を取りなさい」ということでしょう。
しかし「ちゃんとしなさい」と言われている子供の内、「ちゃんとする」の定義を説明できる子に出会ったことがありません。
要は「ちゃんとしなさい」の意味が分からないのだから、それが出来ないのは当たり前です。
しかし私たち大人はこのような言葉を子供たちに対して多用します。
- ちゃんとしなさい
- きちんとしなさい
- しっかりしなさい
- シャキッとしなさい
様々な言葉がありますが、そのどれもが具体的な行動を表さないもので、幼い子供たちにとっては意味を為さないものです。
子供たちからしたら
「なんか意味わからんけど、いつも言われるからそうしなきゃいけないんだ、知らんけど」
くらいのことなのだと思います。
ピアノの指導でもそうですが、具体性の欠く指導は相手に伝わりにくく、指導として効果的に機能することはありません。
ちゃんとするって具体的にどういうこと?
何が出来たらちゃんとしたことになると思う?
たったこれだけの問いかけで子供たちは自分で考える機会を得て、行動の改善に向かって動き始めることが出来ます。
もちろんその後に即行動を変えることが出来る子もいれば、すぐには変わらない子もいますが、どちらの子も新しい一歩を踏み出していることに変わりはないのですから、批判することなく認めてあげることが大切ですね。
中村孝治
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