福岡市東区名島 折居吉如ピアノ教室、早良区室見 中村孝治ピアノ教室 ブログ更新です。

室見校の中村です。ピアノに限らずどんなことでも「上達する人」と「なかなか上達しない人」の差はなんでしょうか?

自分のやり方?危険なので早く捨ててください!

そういって周囲のアドバイスを聞かない人がいますね。誰もが自分の慣れたやり方や手順というものは持っていますが、もしそれがベストな方法ではないと分かった時、みなさんならどうしますか?

こうしてこの投稿を読んでいる瞬間は多くの方が「もちろんより良い方法があるなら変える」と答えると思います。しかし実際に自分が人から意見をされると意固地になり、自分の正しさを守ろうとする方が案外多いものです。

教室でも自分の慣れた弾き方を一向に変えようとしない生徒さんがいます。なぜなら慣れた方法というのは楽なのです。反対にやり方を変えるということには労力を要します。より良い方法を目の前に提示し、デモンストレーションまでしてみせ、懇切丁寧に説明してもそれに従うかどうかは本人の選択。そこにその人の「素直さ」が表れるのです。

素直さに勝る才能はない

自分が慣れた方法が常にベストな方法とは限らない、生徒のみなさんにはいつもそう伝えて、方法を変えるべき理由について話し合い、納得してもらえるように努めています。

それでも行動として変えない子はその「自分のやり方」のせいで曲が完成しないということに最後の最後に気付くのです。そしてそれを上書きするために無駄に練習を重ねることとなります。仕事でも趣味でも子育てでも、明らかに自分より経験も実力もある人のアドバイスは1度は必ず受け入れてみるべきだと思います。

アドバイスを受ける方は「素直さ」を持つこと、伝える側は相手にしっかりと伝わるような関わりを努めること。この双方からの努力が必要です。誰もが人生の中で両方の立場を経験することとなります。その時に自分がどうあるか、常に心がけていきましょう。

今日はここまでです。いつもありがとうございます。

中村孝治