こんにちは、名島校の折居です。

今年は去年より早く梅雨入りしてじわじわ暑くなってきましたね。
外には既に結構な数の蚊や小バエが飛んでたりして、真夏を想像するとゲンナリしそうです。

でも夏といえば、風呂上りのビールは格別だし、夏祭りでの屋台や花火大会,キャンプファイアーなどなど、夏ならではの楽しいアウトレジャーも盛りだくさんです。

コロナ禍に突入して2年目、相変わらず厳しい状況が続きますが「止まない雨はない、明けない夜はない」というようにコロナ制圧後の日常を目指し、日々がんばりましょう。

ということで今回は,『夏にピアノを弾く上で気をつけること』でも書いてみようかなーなんて思います。

夏にピアノを弾く上で気をつけること

①自宅ピアノの湿度管理

ご家庭内でのピアノの故障の多くは、湿度が影響したものです。
過湿・過乾燥、そして急激な温度変化による結露にご注意ください。
温度は15~25℃、湿度は冬季:35~65%、夏季:40~70%を目安に、冷暖房装置および除湿機・加湿器などにより、調整ください。
湿気が多すぎたり、逆に乾燥しすぎはピアノの大敵です。
(ヤマハの公式HP Q&Aより引用)

ピアノは木材や樹脂、羊毛に部分的には鉄などたくさんの部品で出来ていますが、基本ベースは木材です。
乾燥しすぎはひび割れなどの原因になり、逆に多湿は鍵盤がぬるっとしてすべりやすくなったり、音程やタッチが悪くなってしまう原因となります。
また冷暖房の風が直で当たる場所にピアノを置くのもあまりよくないです。
部屋の湿度が適切になるよう除湿を心がけましょう。
楽器店にはピアノ専用の除湿剤など売っていますが、市販の除湿剤(水○りぞうさん)などを部屋に配置するだけでもだいぶ違います.

②楽譜の管理に注意

これは普段からきっちり整理整頓ができている人は気にしなくていいです.

夏は水分補給をこまめにするので,自然と楽譜が入っているかばんやリュックの中に水筒、ペットボトルなどの飲料水が一緒に入ることが多くなります。
特に冷たいペットボトル、凍らせたペットボトルなんかは結露が出やすいので、カバーを必ず着ける、楽譜に水滴が付かないようにするといった対策を徹底しましょう。
楽譜を取り出してびっくり,結露のせいですごい濡れてしまった...なんてことがあるので注意しましょう。

③本番前は夏でもカイロを持つべし

夏はたくさんのコンクールや演奏会がありますね。
どんなときでもいえることですが、本番前のプレイヤーの90%以上は緊張します。
緊張しない残りの10%は特殊な訓練を受けている人です。
緊張をすると、手の血管が縮まり冷たくなります。
手が冷たくなるということは指が動きにくくなるということです。
冬はもちろん、夏も緊張すれば手だけがちがちに冷たくなるので、手袋で暖めたり、カイロを直前まで握っておくなどして意識的に手を温めましょう。
あとはしっかり深呼吸などしてリラックスして出番を待つといいですね.

日本の夏は特に多湿なのでピアノを調律しても一週間で狂ってしまうなんてこともよくあります。
しっかりピアノの健康にも気を配っておきましょう♪

折居吉如

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