みなさま、こんにちは!
クラシックギター科講師の加藤優太です。

今回も前回に引き続き、クラシックギターの演奏技術についてお話していきたいと思います。

今回は『右手の技術-音色の変化』についてです。

右手の技術-音色の変化

音色の変化というと、ギターの楽譜によく表記されるのはsul ponticello(スル・ポンティチェロ=ブリッジに近い部分を使って硬い音で)やsul tasto(スル・タスト=指板側を使って柔らかい音で)などでしょうか。
他にもmetalico(メタリコ=硬く、金属音的に)とか、suave(スアベ=柔らかく、なめらか)にとかも音色に関する用語ですね。

上記のようにギターは右手の弦を弾く位置を変えることによって、さまざまな音色が出すことができますが、「硬い」「柔らかい」だけで音色を一つに決めてしまうと、どうしても表現が単調になってしまいがちです。

僕自身は単純に柔らかい音、硬い音で弾くだけでなく、曲の前後の流れなどから作曲家たちがどういう意図でそう書いたのかを想像して、その曲の雰囲気にあった音色の変化をつけれるのが理想だと考えます。

そのあたりのヒントは必ず楽譜の中に転がっていますので、そういう意味でも楽譜をしっかり読み込むことはとても重要ですね!

また、爪で弾くのか、肉で弾くのかも音色を変えるためには重要な要素となります。

特に右手親指に関しては、どちらのタッチも柔軟に使える爪の長さを見つけることが大事ですね。

親指だけでなく、自分に合う爪の形を追い求めることはギタリストにとって宿命のようなものです。
かくいう僕もいろいろな爪の形を試した結果、今現在のあまり長くはない指頭奏法寄りの爪に落ち着いています。

音色に関しては人一倍こだわりが強いですので、様々なお悩みやご相談にのることができると思います。

これを機に今一度、右手の技術について一緒に考え、よりよい演奏を目指しませんか?

当教室ではギターという楽器をしっかりと鳴らし、そのポテンシャルを存分に活かせるような技術の習得も一つの目標としております。
ご興味ある方は無料の体験レッスン等もございますので、お気軽にお問い合わせ下さい!

次回は『右手の技術-特殊奏法について』についてです。

以上、クラシックギター科講師の加藤優太でした♪

お電話でのお問い合わせ

tel.080-5609-3455

「WEBサイトを見た」とお伝えください。