こんにちは、名島校の折居です。
当然のことですが、みなさんは曲を演奏するときに色んな作曲家の曲を演奏しますよね。
色んな作曲家がいるように、調性(ハ長調やイ短調など)にもそれぞれに個性があるということをご存じでしょうか?
ここで二人のロシア系作曲家リムスキー・コルサコフとスクリャービンを例に挙げてみましょう。
リムスキー・コルサコフは
ハ長調=白 ヘ長調=碧 ト長調=金色 ニ長調=黄色 イ長調=赤色 ホ長調=エメラルド色 変ホ長調=灰青色
一方、スクリャービンは
ハ長調=赤 ヘ長調=青 ト長調=オレンジ色 ニ長調=黄色 イ長調=緑色
と主調していたそうです。
つまり彼らはその色合いをイメージしながら曲を書いたということですね。
そう考えると曲を理解するための何かしらのヒントになるかもしれません。
文字だけで各色彩をイメージするのは難しいと思いますので、ぜひみなさんのお気に入りの曲、または有名な曲の調性を調べて照らし合わせてみてください。
上記の色は全24調のうちのほんの一部ですから、他にも短調の曲は何色かな~なんて考えながら曲を聴いてみるのも面白いですね。
ちなみに僕の中の調のイメージは
ハ長調=赤 ヘ長調=深緑 ト長調=水色 ニ長調=もみじ色 イ長調=黄緑 ホ長調=オレンジ 変ホ長調=淡い黄色 です。
まあ曲によってこの調の色の感じ方も変わってくるので、大体こんな感じってとこでしょうか。
調性というのは深く理解するには理屈だけでは語れない部分もあるため、とても多くの生徒さんの頭を悩ませることです。
今日挙げた例では色に例えていますが、他の言葉で例えられることもあります。
調号(シャープやフラットの数)が変わるだけではなく、曲が元来備えている雰囲気や性格を捉えるためにも調性は重要です。
慣れてくると「この曲はト長調かぁ。きっとのどかな曲なんだろうな」みたいに調性を見るだけで雰囲気を想像できるようにもなってきますよ。
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では今日はここまでです。
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