こんにちは、名島校の折居です。
前の投稿から時間がかなーり空いてしまいましたが、今日は先日とあるピアノのコンクールで審査員をした話を掘り下げてみようかなと思います。
国内にはたくさんの音楽コンクールがありますが、その多くは予選→本選→全国大会という順序で進んでいきます。古いコンクールでは第50回、60回と続いてるコンクールもあり、日本国内で最も規模が大きく最難関とされる日本音楽コンクールは現在90回を超えています。
そんなコンクールの審査なので、もちろん真剣に審査をしなければならないし、とても重要な役目を担います。
僕が先日審査したのは、日本クラシック音楽コンクールという、全国区で行われているコンクールで、男女別に、細かなグレード分けがされており、課題曲が自由というのが特徴的なコンクールです。
30回を超えて開催されており、年々参加者のレベルが上がっていることから、今後著名な演奏家を輩出する可能性が大いにあり楽しみですね。
コンテスタントから審査員側へ
さて、ちょっと前まで僕は圧倒的に審査される側だったので、審査員はどんな気持ちで審査してるのかなーと少なからず興味があり、今回実際に審査して感じたことを徒然に綴ってみようと思います。
コンクールを何度か受けている演奏者の皆さん、過去のレッスンを思い返してみてください。
先生に最初の数小節が肝心だと言われたこと、ほぼほぼありますよね?
なぜ肝心かというと、審査員の耳に最も印象付けるのが最初の数小節だからなのです。
もっと言うと、演奏者がステージに出てくるまでの雰囲気も割と肝心で、
- 「この人は堂々としているしいい演奏をしそう」
- 「この人は少し緊張しているのか顔が強張っている」
といった情報もあくまで推測の域ですが読み取れてしまいます。
また、服装もできるだけ審査員の目に付く、印象を付けるイメージのものを選択するといいかなとも思います。
そしてもちろん最初の数小節、自分のキャラクター、曲の魅力を伝えられるよう、しっかり工夫して演奏するのが大事ですね。
あまり大きな声では言えませんが、審査する側もたくさんの受験者を通しで聴いて講評も書かないといけないので、もちろん全部聴いていますが、要点というか力のいれどころとなる箇所を押さえて聴いています。
そういう意味で、自分が演奏する曲の要点、”決め所”というものを魅せられるよう、演奏するとポイントが高いと思います。
ここまでで今日の記事は一旦締めようかなと思います。
また次の記事で会いましょう。
(続きを書くかもしれませんし、別の話をするかも。笑)
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