みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
福岡市早良区・東区のピアノ・ギター・オカリナ教室 ブログ更新です。
今日は全アマチュアピアニストの方にとって大切な情報をお話しします。
是非最後までお読みください。
聴く側と弾く側
まず最初に今日の内容を一言で要約すると「弾く側(演奏者)は聴く側(お客さん)とは違う世界を感じなくてはいけない」ということです。
具体的にはどういうことかをこれから話しますが、多くの方が聴く側の世界から抜け出せないまま演奏をしているために行き詰ってしまいます。
「違う世界」という言い方をしましたが、同じ音楽を聴いてもお客さんとアマチュア奏者、そしてプロ奏者では耳の注意を向ける音と音の数が全然違うんです。
プロが捉える世界
楽器を弾かない方はほとんどの場合、音楽を聴いたときに無意識にメロディに耳を傾けるのではないでしょうか。
聴覚というのは視覚以上にとても曖昧で受動的な感覚ですから、特に意識しなくても耳には全ての音が入ってきます。
だから漠然と聴いてしまう部分が多くなりがちです。
料理で例えるならメロディしか聴いていないのは、その料理のメインの食材しか認識できていないのと同じです。
もちろん食べて楽しむだけならそれで何の問題もないでしょう。
しかし作る側がそれでは大問題です。
作る側はソースの材料や何の出汁が使われているのか、更には各食材の特質・特徴、そしてその調理法まで理解しなければいけません。
というわけで超ざっくりとプロの聴き方の特徴をご紹介します。
- 長い音を聴く
- 内声(内側の音)を聴く
- どんなに速いテンポでも全ての音を聴く
- 多声的(ポリフォニック)に聴く
他にもあると思いますが、パッと思いつくのはこんなところでしょうか。
中でも「多声的に聴く」というところは少々説明が必要かもしれませんので、また別のブログで書かせていただきます。
音楽は「耳のレベルが演奏のレベル」といっても過言ではありません。
音の聴こえ方が変わるとミスも減り、テクニック的にも改善されることがあります。
うまく弾けないことをテクニックの問題とばかり思っていたら間違いかもしれませんよ。
耳に意識を向けてみましょう。
今日はここまでです。
いつもありがとうございます。
中村
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