みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
福岡市早良区・東区のピアノ・ギター・オカリナ教室 ブログ更新です。
人間の筋肉には速筋と遅筋の2種類があります。速筋は「瞬発力」、遅筋は「持久力」に関係します。
ピアノを弾くためにより必要なのはどちらだと思いますか?
私も正確な回答を持っているわけではありませんが、私の体感と考察としてはずばり速筋です。
速筋の重要性
ピアノは1つの曲でも長い時間演奏をするので遅筋(持久力)の方が重要なんじゃないか?と思われるかもしれません。
しかし実際のところ鍵盤の重さはわずか50gしかなく、腕の重さを利用した演奏がしっかり出来ていればそもそも筋力に頼る必要はないのです。
逆になぜ速筋が重要かというと、ff(フォルティッシモ)などの大きな音を出すためには何よりも瞬発力が不可欠だからです。
ピアノの音量というのはつまるところ、鍵盤を押す速度で決まります。
要はいかに瞬間的にスピードをつけて打鍵ができるか。
瞬間的な爆発力が必要なわけですから、それすなわち「瞬発力」というわけなのです。
実はff(フォルティッシモ)の打鍵は空手の突きやボクシングのパンチと似ています。
手や腕だけで打つのではなく、背中から、もっと言うなら足の裏から全体重を瞬時に指先まで送り届けることでスピードとパワーを生み出します。
例えばラフマニノフなどの曲をYoutubeで探せば、打鍵とともにピアニストのお尻が椅子から浮き上がるような演奏を簡単に見つけることが出来ると思います。
あれは全体重を勢いよく指先に送り届けた反動として起きる動きで、決してカッコつけているというわけじゃないんですね。
だから私は生徒さんたちにff(フォルティッシモ)の出し方を教える時には「地面を蹴るんだ!」と教えています。
イメージと違ってピアノは全身で弾くものなんです。
中村
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