みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
福岡市早良区・東区のピアノ・ギター・オカリナ教室 ブログ更新です。

九州で2~3月に開催されるローカルなコンクール「ドリカムピアノコンクール」。
偶然にも福岡予選の会場が教室から徒歩圏ということもあり、うちの教室からも毎年出場する子がいます。

今年は4名の参加者で結果は2名審査員特別賞(グランプリの次点)、最優秀賞1名、優秀賞1名という結果になりました。

そして最近、審査員特別賞を獲った2名にトロフィーと賞状が贈られてきました。

こんな大きなトロフィー、私は人生で一度ももらったことありませんよ。

この歳でそれをもらえるなんて、それだけでも大きな経験です。

コンクールに向けての練習と本番での度胸と、全てが称賛に値します。

コンクールの価値

ピアノを習う子なら、コンクールという場に挑むことは少なからずあると思います。

じゃあ出場することで何になるのか?何の得があるのか?

実は昔、私はコンクールに対してあまり肯定的ではありませんでした。

私自身、高校生からピアノを始めたこともあり、そこまでコンクールの経験はありません。
ボストン音楽院卒業後にいくつか出てみたくらいのものです。

そんなでしたから、正直コンクールというものをよく分かっていなかったし、ネットなどでアンチコンクール派の方々の主張などを見て、「なるほどコンクールには多くのデメリットがあるんだ」と影響されていました。

そんなアンチの方々の主張の主たる一つとして、「コンクールには勝つための弾き方があり、それは真の芸術的でない」というものです。

実際30年くらい昔の国内のコンクールの映像を見ると、楽譜に忠実でミスのない、見方次第では滑稽で退屈な演奏と言われるものが多々入賞するという歴史があったらしいです。

でもそれはもはや過去の話。
現在のコンクールは審査のレベルも高くなり、「コンクールに勝つための弾き方」なんて存在しなくなっています。

今、コンクールで結果が出る演奏というのはずばり「純粋に素晴らしい演奏」だと言えます。

普通に良い演奏をすれば結果がついてくる。
そんな風に感じます。

実際、今回受賞した子達みんなにレッスンで最終的に求めたことは「楽譜のその先」です。

どんな曲にも楽譜には絶対に描けないことがあります。

実は、楽譜通りに弾くというのは正しいけど間違っているんです。

楽譜のリズムや強弱と少し違っていても、より音楽的に正しい演奏をすること。

自分が良いと思う演奏をすること。

確かに楽譜に忠実に弾けるスキルは重要です。
でもそこで終わってしまってはそれこそ真の芸術ではありません。

今のコンクールはその先をしっかりと評価してくれます。
だからこそ、そこにチャレンジすることで自分の演奏が磨かれていくんです。

もちろんコンクールに出なければ上達できないというわけではありませんが、少なくともコンクールに出続けている子たちは間違いなく成長しています。
年に一回でもチャレンジすることを今の私はおススメしています。

長くなってきたので、今回はこのあたりで…。

中村

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