ダン・タイ・ソン ピアノリサイタルに行って

福岡市東区 折居吉如ピアノ教室、早良区 中村孝治ピアノ教室のブログ更新です。

みなさん、こんにちは。室見校の中村です。先日10月6日に北九州の響ホールにてダン・タイ・ソンのピアノソロリサイタルに行ってきました。

アジア人初のショパンコンクール覇者

まずダン・タイ・ソンと言われてもご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、1980年にアジア人初のショパンコンクール覇者として一躍有名になったピアニストです。ちなみにその後アジア人で1位を獲ったのは2000年ユンディ・リ(中国)と2015年チョ・ソンジン(韓国)のみとなっています。

ダン・タイ・ソンは現在でもショパン国際コンクールなどで審査員を務める超大御所でもあります。そんなダン・タイ・ソンの演奏はどうだったかというと…。

まず私がコンサート会場で滅多に買うことのないCDを購入しました。更に普段決して並ばないサイン会にまで並びました(笑)

指先の柔軟性と音色のコントロール、そして絶対的なテクニック。あまりに色鮮やかな演奏に衝撃を受けずにはいられない…。ちなみに一昨年くらいに福岡シンフォニーホールで聴いたギャリック・オールソン(1970年ショパンコンクール優勝)にも同等の衝撃を受けたことを思い出します。やはりショパンコンクール優勝というのは常人の域ではありませんね。

ロシアピアニズムの継承者

ちなみに今回レッスンを休んで北九州にまで聴きに行ったのには明確な理由があります。それはダン・タイ・ソンがロシアピアニズムの流れを汲むピアニストであるということでした。

今年3月に大野眞嗣先生のご著書「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~(→リンク参照)を読み、5月からレッスンのため東京まで月1で通っています。しかしなかなかロシアピアニズムに必要な体感覚やあるべき響きのイメージを掴めないでいました。

そこに待っていたかのようなタイミングでダン・タイ・ソン。生でその響きを聴き、指使いや体の使い方を観察できたことは大きなヒントになりました。

 

 

良い響きを得るには、能動的に良い響きの演奏を聴くこと。よく言われることですが、身を持ってそれを再認識する機会にもなりました。保護者のみなさんには子供達にたくさん本物の音と触れ合う機会を与えてあげてほしいと切に願います。

そして日々のレッスンでもダン・タイ・ソンのような豊かな響きを私自身が身につけ、それをレッスンの場で生徒さんに聴かせてあげられるようになれば、自然と子供たちの演奏にも良い変化が現れてくるでしょう。私の成長が子供の成長ですね。精進します。

ちなみに11月は2015年の優勝者であるチョ・ソンジンのコンサートに行ってきます!

今日はここまでです。いつもありがとうございます。

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