英語でピアノレッスン そのわけは?(1)

福岡市早良区室見、中村孝治ピアノ教室 第19回目のブログです。

 

今日は英語でピアノレッスンをすることの意味についてお話しします。

最初になぜ英語でレッスンを始めたのかですが、ただ私が英語をしゃべれるのでついでにやっているわけではありません。

実はその根幹には2つのある考えがあるのです。

①西洋音楽と英語の関係性

クラシックやジャズだけでなく私たちが現在耳にする音楽のほぼ100%は西洋音楽から派生しています。EXILEやAKBの曲だって起源をたどればクラシックにぶつかるわけです。

ではそのクラシックの起源はどこなのでしょうか?

 

答えは言葉だと私は考えています。

もっと言うなら、「クラシックの起源」ではなく「音楽の起源」は言葉なのです。

 

音楽の起源は言葉?

ではそう考える理由を紐解いていきましょう。

まず人類史上、最初に作られた音楽は間違いなく歌だったと思います。何の楽器も必要としないし、はじめは雄たけびのようなものだったでしょう。しかし、やがて誰か一人が即興で言葉をメロディに乗せて歌い始めます。その即興の歌がどうやって創造されるかというと、おそらく言葉が持つそもそもの発音が派生して創り出されたのではないでしょうか?

 

例をもとにもう少しかみ砕いてみましょう。

例えばまず英語の How are you? という文章

 

How⤵ are⤴ you?⤵

 

一単語ごとに音程が上下します。

逆に音程の上下をなくして発音してみると全く英語っぽさがなくなります。

 

次に日本語の こんにちは

こん→ にち→ は→

 

日本語ではほとんど音程の変化はありません。

逆に音程の上下をつけて こん⤵ にち⤴ は⤵ と発音すると、まるでアメリカ人のカタコトジャパニーズになりますね。

今日ここで着目するのは英語と日本語の発音の違いです。

 

発音の違いが何を産む?

How⤵ are⤴ you?⤵

 

こん→ にち→ は→

 

例えばだと半音上がる、は同じ音にとどまる、は半音下がると考えた場合

 

How(ド)  are(ド#)  you?(ド)

 

こん(ド) にち(ド) は(ド)

 

つまり何が言いたいかというと、英語はしゃべっているだけで音程の変化が豊富に含まれている、逆に日本語は音程の変化が極めて乏しい、さらにリズムにおいても英語は日本語と比べ物にならないほど豊富な組み合わせが存在します。この違いに気付いてもらいたいのです。(リズムについては長くなりますので今日は割愛させていただきます)

 

メロディ=様々な音程やリズムを組み合わせてつなげたもの

 

ですので、音程やリズムの変化が豊富な英語はそもそもメロディに準ずる特性を持っているのです。メロディなんかつけなくても元々メロディみたいになっているんですね。

正確には英語の起源であるゲルマン語などになるのでしょうけど、その言語の発音に則って即興で歌を歌えば、当然のように音程の変化に富んだメロディになるはずですね。そしてそれが長い時間をかけて発展し、現在のクラシック音楽になったのだと思います。

逆に音程の変化やリズムに乏しい日本語由来の音楽といえば、そう「雅楽」です。

雅楽の持つその色彩の豊かさや奥深さは、ある点では西洋音楽では遠く及ばないすごさがありますので、決して音程の変化やリズムに乏しいからと言って雅楽が劣っているということではありません。

今日ここで言いたいのは、西洋音楽を学ぶ上では日本語よりも英語やドイツ語、イタリア語、フランス語など西洋圏の言語で学習をする方が理に適っているということです。

もっというなら言語は思考や思想、哲学、そして感性にも影響を及ぼすものだと考えています。その国の文化を理解するには、その国の言語を学ぶのが最短なのかもしれません。

 

さて長くなりました。英語でレッスンをするもう1つの理由は次回へ持ち越しです。


About the author: koji nakamura

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