皆さんこんにちは。

今日は「子供の駄々は一切相手にしない」というお話しです。

駄々をこねる子供に振り回されて相手をした瞬間から、「駄々をこねれば自分の思い通りになる」という子供にとっても周囲の大人にとっても不幸な思い違いが始まります。

子供達が駄々をこねることの無意味さを理解するまで「駄々をこねたところで何も思い通りにはなりませんよ」というドライな態度を貫くこと。

私達も鬼教官のような厳しい人には甘えたりしませんよね(笑)

それはそんなことをしても何一つ思い通りにならないと分かっているからです。

しかしそのためにはこちらも折れない信念と決意が必要です。

でもそれは決して無視したり、冷たく接するということでもありません。

先日も年中さんのお子さんが、レッスン前に些細なことで気に入らないことがあり泣き叫び始め、レッスン開始のご挨拶すらできない状態になりました。

しかし私は決して彼の駄々に迎合しないし、そもそも相手すらしない。

「レッスンする?しない?いくらでも泣いてていいけど、(レッスン開始の)ご挨拶をするまでレッスンはしないからね。○○くんが始めたくなったらいつでも言ってね」とあくまでも温和な雰囲気で放置。

たまに「どう?レッスン始める?練習してきた曲あるなら聴きたいね~」という程度に声をかけるだけです。

すると4,5歳の子ですら、途中で泣き止み「駄々をこねる」という行動を選択しなくなります。

「今日はひょっとしたらレッスンにならないかも」とも思いましたが、結果的にほとんどの時間を充実したレッスンにすることができ、その子も笑顔で帰っていきました。

もし彼の駄々にまんまと振り回され、なだめようとしていたら、きっとなだめることでレッスンが終わっていたでしょう。

過去に私もそんな経験は幾度もありました。

「私はあなたの駄々に一切付き合わない!」

そう決めると気は楽になるし、子供もそれが無意味な行動の選択であるといつか必ず理解するようになります。

まぁ実際そんなに簡単でもありませんから、常に上手くいくわけではありません。

だからこそ本当に信念と決意が必要です。

子供が駄々をこねて感情的になっているときは基本的に相手にしても状況は改善しません。

「相手をしない」というその瞬間だけを切り取ると冷たいようですが、子供に効果的な行動の選択を理解させ身につけさせることは、本人にとっても周囲の人たちにとっても、そして将来においてまで関わる重要な教育だと思います。

もちろんその時その子が何を求めているかによって、時には抱きしめてあげたり、受け入れてあげる温かさは必須です。

本当に子育て、教育は難しいですね…(汗)

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