みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
福岡市早良区・東区のピアノ・ギター・オカリナ教室 ブログ更新です。

今日はピアノを練習する上で、「弾く前に大切なことがある」というお話をします。

これはピアノに限らず勉強や他の習い事にも繋がる事だと思いますので、ぜひ最後までお読みください。

アウトプットの前にインプット

「さぁ新しい曲に取り掛かろう」、という時にみなさんの耳はその曲のことどれくらい知っていますか?

どんな経緯でその曲を選んだかにもよりますが、例えば先生が選んでくれた、という場合には曲をちゃんと聴いたことが数える程度にしかないということもあると思います。
特に子供たちにおいてはよくあることです。

1つ想像してみてください。
みなさんは「1年前に1度だけ食べたあの味」みたいな料理を再現しようとしています。

果たしてどれだけ正確に料理のレシピを割り出すことが出来るでしょうか?

私だったら上手くいく自信はありません。
なぜかというと、そもそも「1年前のあの味」という正解像自体が曖昧だからです。

目指すべき味がはっきりしない。
だからレシピが想像できない。
当たり前の話ですね。

ピアノの場合、楽譜というのはレシピに近いものですが、それだけで細かいニュアンスまで拾うことはなかなか困難なことです。
様々な曲を勉強した人なら話は別ですが、例えばショパンを聴いたことがない人にショパンを弾かせても、決してショパンらしくはならないのです。
なぜなら楽譜通りに弾くだけでは決してショパンになりえないからです。

その作曲家らしさを出すためには、まず耳にタコができるほどその曲、そしてその作曲家のあらゆる曲を耳にインプットすること

私はかつてピアノを始めたばかりの高校時代にショパンに心酔し、暇さえあればショパンの曲を聴き、憧れを抱いていました。
まだサブスクなどない時代、ショパンのあらゆるCDを買い漁り、メジャーな楽曲なら全て押さえていたと思います。

そんな時期があったからこそ、いざ初めてショパンを弾くとなった時には、拙い演奏ながらもショパンらしさというものを頭ではなく耳で理解することが出来ていました。
楽譜には決して表すことのできないルバートの入れ方などをCDから勉強したのです。

子供達にはいつも言っています。

「ピアノに向かう練習と同じ、あるいはそれ以上に聴くことで上達できる」

ちなみに一般的な大人の場合、1日のうち耳が空いている時間というのは8時間もあるそうですよ。
通勤、帰宅、家事の最中、色んな所で聴ける時間があると思います。
隙間を見つけてみなさんもまず正解の演奏をしっかりと耳に叩き込んでみてください。

今日はここまでです。いつもありがとうございます。

中村

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