こんにちは、名島校の折居です。

今日はピアノの譜読みについて書いて行こうかなと思います。
譜読みのスピードが遅い、譜読みのスピードが速い これらはどちらの方がいいのか なんて議論をたまに聞くのですが、ピアノを20年以上している僕の立場からいうと、どちらもそれぞれ一長一短あるというのが率直な意見です。

大体の譜読みが遅い人(僕もこちらのタイプ)は瞬間的な記憶が少し苦手な傾向にあります。
よく理系は閃きで文系は思考力と言われますが、場面場面での瞬間的な記憶が苦手で、曲の構成などをしっかり理解した上で少しずつ音を手に馴染ませていきます。

それに対して、譜読みが速い人は曲のパーツパーツをつなぐのがとても得意です。
イメージとしては500ピースくらいのジグソーパズルを直感と色の配置でどんどん固めていってしまう感じ。
角から空間把握していくのではなくどこからでも数十個のジグソーパズルの塊を作れてしまいます。

譜読みだけだと速い方がいいじゃん!と思いますよね。
ところが、一歩先の段階、暗譜になると途端に譜読みが速い人は苦手になるケースが多いです。
先ほど譜読みが遅い人は曲の構成をしっかり理解してから少しずつ音を当てはめていくと書きましたが、これはある種譜読みと暗譜を並行して行っているようなもので、譜読みが一通り終わり、練習を経て本番が近づくと、形になるのはかなり遅いですが、その分暗譜も同時に出来た!というケースが多いんですね。
譜読みが速い人は暗譜になると、もう一度いくつかのパーツを正しい位置に当てはめるという作業をしなければならないので、意外と暗譜に手こずってしまうというわけなんですね。

そしてこの過程を総合的に比較するとどちらも同じくらいの時間で曲が完成するわけですね。
決して譜読みが遅いからいつまでも曲ができない、、と考えるのはまだ早いというわけです。

また、これはあくまで大体の人です。もちろん譜読みも暗譜も速い人もたくさんいますので、自分がどのタイプなのか客観的に分析してみるのも楽しいかもしれませんね。

お電話でのお問い合わせ

tel.090-8350-4077

「WEBサイトを見た」とお伝えください。

LINEでの友達追加はこちら

友だち追加

 

メールフォームからのお問い合わせ

連絡先の入力間違いにお気をつけください

メールフォームからお問い合わせいただいた際は、入力された連絡先に折り返しご連絡致します。内容に誤りがあるとこちらからご連絡することができかねます。誤りのないよう十分にお気をつけください。

    室見校ピアノ名島校ピアノ室見校ギター室見オカリナ

    お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    電話番号 (必須)

    メッセージ本文