みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
福岡市早良区・東区のピアノ・ギター・オカリナ教室 ブログ更新です。

先日に続き、ビジョントレーニングのお話をさせていただきます。

ビジョントレーニングという新しい視点を得たことで、レッスンや自分の練習の中で新たな発見や気付きを得ることがあります。

これはまだ私の推測で「おそらくそうだろう」と思うことなのですが、ピアノを弾くうえで大切な能力の一つに「周辺視野の広さ」があるのではないかということです。

周辺視野とは

私たちが普段見ている視野には、大きく分けて2つあります。

目を動かさないで1点を集中して見る約30度以内の視野を「中心視野」、それよりも外側のことを「周辺視野」と言います。

それぞれの役割としては、中心視野は目的の物をしっかりと見ることで細かな違いまで判別をすることができ、周辺視野はそれ以外の目に入ってくる情報の大まかな動きの判別をしているわけです。

例えばみなさんは現在パソコンのモニターやスマホを見ているはずですが、その視界の端に見えるものをどれくらい把握できるでしょうか?

  • 視界の端で家族が何をしているか?
  • どんなTV番組が流れているか?
  • 動いているものがあるとしたら、それは何か?
  • どんな文字があるか?

視界の中心に無いものを捉える力、それが周辺視野とも言えます(周辺視野という言葉自体は「~する力」といった能力のことではありません)。

例えばリストのラカンパネラに代表されるような跳躍(手が遠くの鍵盤に跳ぶ)だらけの曲を弾く際に、ミスタッチなく弾くために必要な要素として

  1. 運動神経
  2. 空間把握能力
  3. 眼球運動の俊敏性

が挙げられるますが、実はここにプラスして

4.周辺視野の広さ

というのがあるのではないか、というのが私の推察です。

遠く離れた二つの鍵盤を素早い眼球の動きで交互に見るのではなく、「どちらを見るともなく、同時に両方捉える」、そんな感じです。

現在私自身が跳躍が連続するフレーズに取り組んでいる中で、そのような推察を得ました。

そしてそういった意識を持って跳躍をしてみると、心なしか正確さを増したように感じたのです。

プロのピアニストが通常よりも優れた眼球の運動性を持っていることは、脳科学者の古屋晋一先生の著書「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」の中でも記されていましたが、この周辺視野の広さについては一体どうなのか是非研究していただきたい所です。

もしそこに可能性が隠れているのであれば、まず私自身が周辺視野を広げるトレーニングを実践して変化をみなさんに報告できればと思います。

周辺視野を広げるトレーニングは検索すれば山ほど出てきますので、長期的に頑張ってみますね。

中村

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