皆さんこんにちは。

コロナの影響で、日本の素晴らしい四季のひとつ”春”を、ゆっくり味わうこうとも出来ず、月日はいつの間にか新緑の季節となりました。

この過ごしやすい気持ちの良い季節に、皆さんにおすすめのクラシックの曲を探していました。

が、最近妻が趣味で弾いているシベリウス作曲による「樅の木」をご紹介したいと思います。

樅の木といえば、クリスマスツリーですね。

時期が全く違いますが、お付き合い下さい。 

この曲は、<5つの小品>The Trees, Op. 75の一つです。
曲の全てに樹木の名前が付けられていることから「樹木の組曲」とも言われています。
全曲に渡って、フィンランドらしい叙情的な響きでとても素敵です。
時代背景は、第一次世界大戦開戦直後の暗雲立ちこめる不安な時代の中で作成されています。
ツンドラの大地に吹く冷たい北風、 フィンランドの厳しい自然環境の中でも、大地に力強く根を張り生き抜いていくモミの木のように、暗い戦争の時代の中にあっても、強く生き抜いていこうとするシベリウスの決意がこの曲に滲み出ているといってもよいでしょう。

ピアニストは、この曲を日本で広めるきっかけとなった館野泉氏

*いろんな演奏家の曲を聴いてみたい方はこちら→教室HPでCPML (Classic Piano Music Library)をクリックすると、世界のピアニスト達の演奏によるクラシック曲が聴けるページを作成しています。
YouTubeでは、数多くの方が曲をUPされているため、世界で活躍されているピアニストの方を選んで作っております。
ぜひそちらの方ものぞいてみて下さいね。(作成途中)