みなさん、こんにちは。
室見校の中村です。
福岡市早良区・東区のピアノ・ギター・オカリナ教室 ブログ更新です。

発表会が近くなってきて、生徒さんの曲の仕上げもいよいよ大詰めとなってきました。

そんな時期ですから、当然みなさんにはこの質問には力強くうなづいていただきたい。

「本番で演奏する完成形のイメージは出来ていますか?」

しかし残念ながらこの質問に答えられない生徒さんが多数います。

完成形のイメージというのはいわば目指すべきゴール地点です。
こんな風に弾きたいという理想です。

もし皆さんがマラソン大会に参加するとして、スタートの時点でゴールや進むべきルートが示されていなかったらエネルギッシュに前に向かって走れるでしょうか?

そうゴール地点が決まっていないと、私たちはいつまでも自分の現在地から動くことができません。
動こうという意思が湧きません。

もし歩き出したとしてもそれは彷徨い歩くだけで、確かな方向性を持って進むことが出来ないでしょう。

明確なゴールをイメージしよう

ピアノにおけるゴールを設定するには、まず練習している曲の模範となる演奏をしっかりと頭に入れることです。

その際に大事なのは自分の好きな演奏であることです。
模範的な演奏でも自分の好みと合わない演奏はお勧めしません。

なぜなら好きだと思えない表現を真似しても、それは単なる猿真似で終わってしまうからです。

そしてもう一つその演奏が今の自分に演奏可能な範囲であるかどうかを考えてはいけないということです。

例えば「私にはこんなテンポは無理だな」と思ったとしても、自分の現在地を基準に理想を下げないこと。

最終的に理想通りに弾けるかどうかよりも、どうすればそこに近づけるかを試行錯誤し取り組むことが重要なのです。

もしリヒテルやホロヴィッツ、アルゲリッチの演奏を模範としても、彼らと同様の演奏なんて99.999%無理でしょう。

しかしそのゴールに一歩でも近づこうと試行錯誤する中で多くのことを発見し上達することが出来るのです。

振り返ってみれば、私はピアノを弾き始めた最初の頃からそのイメージが明確で、常にそこに向かって取り組んでいたように思います。

ピアノで学ぶ成功哲学

理想(願望)を明確にする。これはピアノに限らずあらゆるジャンルで成功の根底にある要素と言えます。

冒頭に挙げたマラソンの例のようにゴールが決まっていないと人は力を発揮することができません。

勉強、スポーツ、仕事、どんなことでもまずゴールのイメージを持ってからスタートすることで、最初の一歩から力強くかつワクワクしながら踏み出すことが出来るでしょう。

ピアノを通してそういったことも学ぶことができます。

是非保護者のみなさんは子供たちにゴールとなる模範的な演奏をしっかりと聴かせてあげてください。

ただ残念ながら曲を聴かせただけではまだまだ他人事の域から抜け出すことはなかなか出来ません。

自分自身がその模範演奏のように弾けているイメージをできるように、これがゴールだと強く意識づけしてあげてほしいのです。

 

子供たちは最初自分の手の届く領域にしか意識を向けられません。
だからまずは大人が手の届かない領域をゴールとして示してあげることも必要かもしれませんね。

発表会まであと3週間弱、みなさんまだ1段も2段も良くなるはずです。

ここが真に上達するかどうかの分かれ道です。
まだまだ時間はありますから頑張りましょう!

中村

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