どうもこんにちは、名島校の折居です。

気まぐれに名曲紹介part2ということで、記事を書いていこうと思うのですが、part1の記事を書いたのが2年前。
流石にちょっと気まぐれすぎました。
part3の更新は半年ぐらい先かなあ。

さて、巷ではショパン国際ピアノコンクール2021の予備予選が始まり、PTNAの特級も始まり賑わっていますね。
こんなご時世
(もう聞き飽きた言い回しですね)なので、外出する機会が少ない分、集中してライブ配信を視聴することが出来そうです。

ショパンコンクールの年なのでショパンを紹介しようと思ったのですが、前回ショパンの曲に触れているので、最近見つけた珍しい音源を紹介しようと思います。

ラフマニノフ 幻想的小品集より第1

『エレジー』

ヴィルトゥオーゾ代表の作曲者の1人、ラフマニノフの哀歌(エレジー)です。

エレジーは死者に捧げる追悼の詩を意味します。
追悼を目的とした曲なのでもちろん物悲しい曲なのですが、この音源、なんとラフマニノフ本人の演奏らしいです。
彼は作曲家だけでなく、ヴィルトゥオーゾのピアニストとしても超一流だったと言われていますが、この演奏を聴くと納得です。

彼は巨人症という大変珍しい病気だったのもあり、身長2m近くとオクターブと5度以上を軽々と掴めたそう(ドからソですね)

すると手が小さいとどうしてもテンポを落として弾かざるを得ないパッセージも、難なくインテンポで弾くことが出来るんですね。
上の演奏はそれが顕著に出てる演奏です。
何気ない
3連符のはやいのなんの。

1:50〜以降の左手にメロディが移ったあたりのクリアな響きは鳥肌が立ちます。

この音色をあのテンポで、やっぱ歴史に名を残す人物はことごとく怪物ですね。

ちなみに別の音源では僕らに聴き馴染みが深いテンポのエレジーもありました。

二つの音源、どちらも自作自演らしいですが、毛色がだいぶ違うので比較して聴いてみても面白いと思いますので是非。

ラフマニノフの作品はたくさんありますが、多くの作品でロシアの広大な土地とシベリアの厳しい吹雪景色を思い浮かべてしまうのは僕だけでしょうか。

折居

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