なんだか急に寒くなってきましたね、いよいよ冬の到来でしょうか。
冬の景色は好きですが、寒さには弱い。
冬には湯豆腐が食べたい名島校の折居です。

前回はピアソラの作品をご紹介しましたが、今回はもう一人のコテコテのロマン派作曲家カミーユ・サン=サーンスの作品に触れていこうかと思います。

サン=サーンスはフランスの作曲家でロマン派時代に活躍した作曲家です。
彼はドビュッシーを筆頭に新しい時代の音楽(特にフランスの近代音楽)を作り上げた人物であるとともに、晩年には行き過ぎた近代音楽に否定的になったといわれる作曲家です。
あまり取りあげられないんですけど、実はヴィルトゥオーゾ(リストやラフマニノフのような超絶技巧の名手)で、その腕前はリストが絶賛したとか。
「白鳥の湖」などしっとり系の印象が強いサン=サーンスですが。バリバリの技巧派なんですね。

今回ご紹介する曲はそんなヴィルトゥオーゾ全開の「6つのエチュードよりOp111-6」

この曲はピアノ協奏曲第5番「エジプト」のフィナーレに使われている楽曲をピアノソロに転用したもので、細かいところは少し違いますが大筋は一緒。
オリエンタルな雰囲気と2拍子の小刻みなカウントが特徴的な作品です。
一説によると「航海の楽しみ」をこの曲に表したとか。
サン=サーンスは旅行好きだったと言われていますから、船に乗って行く旅路にこの曲のメロディーが頭に流れていたのかもしれないですね。

自分がまだ学生の時、同級生の友達がこの曲を練習していたのを聴いて、楽しそうで格好いい曲や!!って思ったのと同時に、サン=サーンスって二拍子の曲多いなあ(笑)とも思っていたのが懐かしいです。

今回の動画の演奏はジーン・デュベさん。

2002年のリスト国際コンクールで優勝されているカナダ出身のピアニストで生粋のヴィルトゥオーゾピアニストです。

数年前にパスカル・ロジェさんが演奏している動画がアップされていたんですが、今はもう消されているようです。(めちゃめちゃよかったので再アップされないかなぁ)

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